フランスにて工房を構える若きジプシーギター職人「フランソワ氏」昨年度より取り扱い開始以来、日本のお客様の間でも話題となり試奏したい!ってお問い合わせも幾度もいただいておりました職人さんですね。
年間製作本数もご存知のとおりわずかな本数ではございますが、また1本当店に入荷いたしましたのでご紹介できます!
今回のモデルは、彼にスペックをお任せし、ローズウッド問題に該当しないモデルを希望して製作してもらいました。実は彼の技術内にアンティークモデルのノウハウが豊富にあり一度オーダーしたかったので当店も大変期待しておりました。
同時に2本の同等モデルを製作し、今回は上位機種にあたるトップ:スプルースモデルを選択させてもらいました。
このスプルースモデルはサイド&バック:キルトメイプルを使用し、出来上がったらこんな感じになった!と彼もいっていました。見てもらえば納得の素晴らしいギター。やはり才能の塊かと。
全体的な当店の感想は、フランス人あるあるのように勢いに任せての大味なつくりは当然、しかしながら繊細な部分は日本人より繊細!的な箇所もちらほら。総合的にはバランスよい職人です。
そうそう、彼はこちらへ輸送の際には必ず木枠をつけて、チェロやバイオリンを輸送する方法と同じような梱包、発送方法をするんです。
商品にかかる衝撃やダメージも最小限ですし、こちらも安心です。
しかしながら送料が高騰し、こちらに掛かる負担まではあまり考えていないようだw。
さ、話がそれそうなので商品説明と参ります。
こちらのモデルは、オリジナルサウンドホール形状をもつDホール14フレットモデル。
材の特徴ともあるスプルースは極上グレードですね。
サイド&バックメイプル材もいうことなし!最高です。
全体総重量(弦がついている状態)1.75Kg 新品でこの軽さっおかしいでしょ!
トップ厚は4mm切る3mm後半。
ナット幅は、4.4mm
スケール670mm
通常チューニング時
6弦-2.5~6mm
1弦-2.3~4mm
フランス作家さんでは珍しい低めのセットとなっております。
もちろんロッドも入っておりますのでお客様による調整も可。
いたるところで装飾は彼独自のオリジナルセンスが散りばめられており、例えばサウンドホールロゼッタなど
アンティーク感を醸し出すお洒落なデザインになっています。
また、彼のロゴはヘッド裏に一箇所と、テールピースウッドカバーに1箇所に印があり、象徴しすぎないデザインも彼のハイセンスを伺えます。
サウンド印象
明らかに出音がでかい、メイプルの切れ味あるトーンとエイジングされたかのような箱鳴りがうまく重なりトップの反響率も非常にリアルに伝わっております。
Dホールなので特にバーンっとサウンドは出ますが、そこに切れ味あるメイプルバランスが加わり、新品なのでどこか古ゆかしいサウンドをより演出している。そんな印象が強いです。
塗装についても薄い薄いフレンチポリッシュラッカーで演奏時の体にくるあの”バイブ”はたまらんです。
ネックシェイプはやや丸めのオールドスタイルを保ちつつ現在の高速演奏にも耐えられるエッジのないまろやかシェイプ。
フレットは当然ながら太めのワイトフレットを採用しています。
全体ネックバランスは、ポジションを押さえてからのアクション及びテンション感が非常に軽やかで演奏しやすいギターと思います。女性の方にもよいかも!とにかく演奏に集中できるギターですね。
※ソフトケース付ですが、是非この機会にハードケースのご購入もよろしくお願いいたします。
同時購入お取替え価格にて!
スタッフまでお申し付けくださいませ。
ぜひ、お問い合わせお待ちしております。