日本を代表する名工・河野賢氏の非常に珍しい1950年代の逸品が入荷いたしました。
ラベルも初期頃の「Masaru Kono」となり、1959年製NO.1115の手記がございます。
こちらの個体、何とサイド&バックには、現在では入手困難と思われる程非常に美しいハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使用した逸品となります。
トップ板はスプルース、もちろんオール単板にて丁寧に仕上げられた至極のクラシックギターでございます。
650㎜スケール、50㎜ナット幅の仕様となり、ネックはやや薄く仕上げられている個体です。
状態としては、ネック状態良好となり、現在の弦高12F6弦側2.1㎜/1弦側1.9㎜程と大変低くセットアップされております。
あまり強いタッチではビレがでますので、このセットアップでは軽く爪弾くスタイルが適していると思います。
軽く弾くだけでも低音の音圧、高音のヌケの良い響き、深みのある倍音、粒のそろった一音一音が非常に良く表れ、風格を感じるサウンドとなっております。
ネック裏のヤレた箇所や、やや目立つ傷もいくつかございますが、年代から考えると非常に良い状態でございます。
名工が丹精込めて製作したこちら、非常に貴重なハカランダを使用した素晴らしい作品となります。
是非ご堪能くださいませ。
セミハードケース付き。