ジャズ・ギターのプレイヤーに向けて、今のジャズで使われている機材や、その使い方のノウハウをまとめたムックが登場しました。インタビュー、試奏記事、ノウハウ記事など、プレイヤーが知りたい情報をギュッと濃縮してお届けします。本誌と連動したWeb動画と併せてお楽しみください!
【本の内容】
◎インタビュー
旬のジャズ・ギタリスト6名に、機材の変遷やその理由など、マニアックな観点からインタビューを敢行。
カート・ローゼンウィンケル
ジョナサン・クライスバーグ
ラーゲ・ルンド
ギラッド・ヘクセルマン
ニア・フェルダー
カミラ・メザ
◎Web動画連動特集:最新国産ジャズ・ギター注目の4モデルを弾く!!
featuring 小沼ようすけ/岡安芳明/矢堀孝一
日本国内のみならず、海外からも高い評価を得ている国産ジャズ・ギター。トラディショナルなモデルから独創的なデザインを持ったモデルまで、注目の4機種を演奏スタイルのまったく違う3人がクロスレビューする。
●Archtop Tribute AT105
●Kigoshi Guitar KT-001AJ
●Nishgaki Guitars Arcus Style-N
●TRmusic T50-17
◎ジャズ・ギター・メインテナンス・ガイド
ジャズで広く使われているセミアコ/フルアコのメインテナンスには、ホロウ・ボディの構造や、3弦が巻き弦になる太い弦の扱いなど、ソリッド・ボディのギターとはまったく違う知識が求められる。ギブソンES-175を例に、ジャズ・ギター向けのセッティング法や、フルアコに起きやすいトラブルの例を紹介する。
◎アンケート調査! 国内トップ・プロ26人のライブ機材
日夜ライブを繰り広げているプロ・ギタリストたちは実際の現場でどんな機材を使っているのか? 国内で活躍するトップ・プロにアンケートを行い、その傾向や工夫を探る。
◎アンプ・セッティングの極意/田辺充邦
誰しも、ライブやジャム・セッションの場でEQの設定や音量のセッティングに悩んだり、他の楽器とのアンサンブルがうまくいかなかったという経験があるはず。レンタルのアンプやジャズ・バーの置きアンプでも、良い音を作るための秘訣を伝授!
TRmusic T50-16 VS
SPEC.
BODY:16INCH
TOP:MAPLE PLYWOOD
BACK/SIDE:MAPLE PLYWOOD
NECK:MAHOGANY
FINGERBOARD:ROSEWOOD(305R)
BRIDGE:ROSEWOOD
SCALE:645mm
FRET:MEDIUM JUMBO
NUT WIDTH:43mm
TUNERS:GOTOH SD90-05MA/SL
PICKUP:P-90TYPE
CONTROL:1VOL,1TONE
POT:CTS 500KA
CAPACITOR:ORANGE DROP 0.022μF
JACK:SWITCH CRAFT
FINISH:ALL LACQUER OPEN PORE
TRmusic T50-17 VS
SPEC.
BODY:17INCH
TOP:MAPLE PLYWOOD
BACK/SIDE:MAPLE PLYWOOD
NECK:MAHOGANY
FINGERBOARD:ROSEWOOD(305R)
BRIDGE:ROSEWOOD
SCALE:645mm
FRET:MEDIUM JUMBO
NUT WIDTH:43mm
TUNERS:GOTOH SD90-05MA/SL
PICKUP:P-90TYPE
CONTROL:1VOL,1TONE
POT:CTS 500KA
CAPACITOR:ORANGE DROP 0.022μF
JACK:SWITCH CRAFT
FINISH:ALL LACQUER OPEN PORE
本日は先般完成したオリジナルモデルTRmusic T50-17/16についてもう少し掘り下げたお話をしちゃおうかと思います。
まずはなぜにこのスタイルかというところですが、やはり17インチにノンカッタウェイのこのスタイル、いわゆるES-150・ES-300・ES-5そしてL-5といった錚々たるラインナップが存在するこのスタイルが格好良いなと思うわけです!自分が好きな割にはあまり現代に受け継がれていないこのスタイルにスポットを当てられたらなという思いを実現すべく、どれだけの反響があるか想像もできないなか、企画を進行することとなりました。
ギターの歴史の中でも古き良き時代を感じさせる1940年代から50年代を念頭に、ジャズを意識した17インチモデルとブルースを意識した16インチモデルの2機種を今回製作することにし、さっそくスペックを詰めていくことになったのです。
まずはボディなど大まかな全体像からですが、一番最初はボディサイズとスケールの関係に苦慮。17インチはレギュラーの645mmスケールで問題なしなのですが、16インチをどうするか。628mmも考えたのですが、今回は弾き心地やテンション感も考えてあえての645mmで行くことになりました。
サイズ感が決まれば後はディテールですが、楽器の顔となるカラー決めから行くとしましょう。様々な40年代50年代のモデルから自分の思う理想の色合いを伝え、サンバーストの全体の色味や抜け感、中心部の色合い、さらにはサイドバックのブラウンの色合いまで綿密に打ち合わせし、このカラーに決まりました。さらに色だけでなく塗装の薄さにもこだわりがあり、もともと薄いオープンポアという塗装なのですが、サンプルで出来上がってきたその塗装からさらにもう一研磨して塗装が剥げてしまうぎりぎりの薄さに仕上げてもらいました。
そして次は演奏性を左右するネックグリップ。これに関してはかなり太めのネックを希望しました。やはり太めのネックならではの音の太さ・芯の強さを重視し、近年のギターにはあまりない太さ・シェイプにすることで、よりこのモデルらしさを出せればと考えたわけです。演奏性の面ではもう一点、フレットも忘れてはいけません。ここまで4-50年代にこだわってきたのですが、当時のフレットは若干細めでちょっと弾きにくいかも。ということで今回はミディアムジャンボといわれるフレットをチョイス。少し大きくして、グッと弾き易くなった印象です。
ディテールの中でも重要度の高い部分を決めた後は、より細かいところへと突入です。Fホールの位置や大きさやブリッジ形状、バインディング素材やポジションマーク素材など次々と決まって行きます。
さらにはピックガードも型を起こすところから始め、外周部のテーパー角にもこだわり、全体のカラーリングに合わせるように少し着色もしてもらいました。かなり雰囲気のあるピックガードになりましたね。
ここまでくればもう完成間近なのですが最後にひと手間、スピードノブにもエイジング加工してダメ押しです。
完成した楽器を見て感慨もひとしお。まあ、どれだけの方に受け入れられるかはわかりませんが、個人的にはかなり納得のいく仕上がり。もちろん17インチだけでなく16インチも良いですよ!17インチの箱鳴り感も良いですが、16インチの歯切れの良さも捨てがたい・・
出来上がってみればどちらのモデルもオールジャンルOK!な感じなので、好みで選んでいただいて問題ありません。店頭にて弾き比べられますので、ぜひご来店ください。
ちなみにケースは別売ですが、このために制作した専用ハードケースのほか、セミハードケースなどご用意しておりますので、用途に合わせてお選びくださいませ。
それでは、お問い合わせお待ちしております!
TRmusic 17インチハードケース
TRmusic 16インチハードケース
A.A.A. ウルトラライトケース 17インチ~16インチ兼用ケース
ついに完成いたしました、待望のオリジナルギター!
TRmusic T50-16 VS
TRmusic T50-17 VS
TRmusic T50-17 GT
今回はこの3機種となります。
サイズは16インチと17インチの2種類で、カラーはオリジナルのヴィンテージサンバーストです。
初回は1本限定で17インチボディにゴールドトップモデルも製作しました。
これから最終チェック、および調整を経て、間もなく販売開始いたします!
SPEC.
BODY:17INCH/16INCH
TOP:MAPLE PLYWOOD
BACK/SIDE:MAPLE PLYWOOD
NECK:MAHOGANY
FINGERBOARD:ROSEWOOD(305R)
BRIDGE:ROSEWOOD
SCALE:645mm
FRET:MEDIUM JUMBO
NUT WIDTH:43mm
TUNERS:GOTOH SD90-05MA/SL
PICKUP:P-90TYPE
CONTROL:1VOL,1TONE
POT:CTS 500KA
CAPACITOR:ORANGE DROP 0.022μF
JACK:SWITCH CRAFT
FINISH:ALL LACQUER OPEN PORE
着々と完成が近づいているギターたちですが、工場からの進捗状況が届きました!
すでに最終段階に近づきつつあり、あとはバフ掛け、組み込みといったところでしょうか。
もう間もなく完成すると思いますので、お楽しみに!
企画が立ち上がってかれこれ1年ほどでしょうか。自分たちの好きなスタイルのギターを作ってみようじゃないかとあれこれ模索しながらモデルを固めていきました。今年に入ったころからは工場と打ち合わせしながら具体的にスペックを決定、その後サンプルが出来上がってから更なる打ち合わせを繰り返し、今ようやくだいぶ形となってきました。
ここではこれまでの過程を若干ではありますがご紹介いたします!
まずはサンプルとなる楽器から採寸するところから始まりました。実際に楽器を持ち込み細部まで採寸、こちらのイメージにいかに近づけるかを相談しながらベースとなる部分を決めます。サイズ・材料・スペックを決めたらそこからは更なるこだわりへ突入です。
一番時間がかかったのは色ですね。特にトップのサンバーストの色合いは、様々な写真を見ながらあーでもないこーでもないと言いながら、最終的にはかなりイメージに近いヴィンテージライクなサンバーストになったと思っています。
ピックガードも型を持ち込み専用に作ってもらい、エッジの傾斜の角度や色にもこだわって雰囲気を壊さないものになっています。他にもブリッジの形状やボディバインディングの色合い、ポジションマークの色合い、そして再度ドットの色合いにまで選別に選別を重ね作り上げました。
そして、あえてラベルを貼らず、モデル名とシリアルはボディ内部にスタンプすることにしました。ここも雰囲気重視ですね。
そのほかにも、Fホールの内側の塗装の色や、はたまたコントロールノブの風合いまで、こだわりを詰め込んだ仕様となっておりますよ。
工場の方にはいろいろとわがままを聞いていただきましたが、かなりイメージと近いものが出来上がってくると期待しております!
ちなみにこちら最初に出来上がったプロトタイプですが、ちらっとお見せいたします。
全体のスペックといたしましては、ノンカッタウェイの17インチと16インチの2機種で、P-90タイプの1マイク仕様です。
17インチはもうお分かりかとは思いますがG社のあのモデルです。そしてあえてそのままのスペックでサイズダウンした16インチモデルも作りました。17インチの箱鳴り感と16インチに操作性、どちらを選ぶかはあなた次第です!