TAYLOR

Taylor Guitarsは、アメリカでトップクラスのシェアを誇るギターブランドです。テイラーギターの持つプレイヤビリティの高さや豊富なラインアップ、音の確かさなどにより、多くのミュージシャンに愛用されています。


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ヒストリー

Taylor Guitarsは米国カリフォルニア州サンディエゴ・エルカホンに本社をおくアコースティックギターブランドです。

 

Bob Taylor(以下ボブ・テイラー)とKurt Listug(以下カート・リスタグ)によって1974年に設立。創業40周年を迎えた2014年には、全米でアコースティックギター販売数No.1になったばかりか、ギター全体としても全米で最も販売されたブランドとなりました。

日本では2008年より、株式会社山野楽器が国内総代理店として、全国の楽器店へ卸し売りを行っています。

 

多くの技術革新の中で、数多くの特許を取得

木材の厳選から加工、仕上げなど、その細部に至るまで、テクノロジーとクラフトマンシップを組み合わせ、革新的でありながら、なおかつ伝統的な優れたサウンドを生み出す合理的な生産工程は、アコースティックギターメーカーの中でも先進的なブランドとして、楽器業界をけん引し、アメリカン・アコースティックギターの主流となりました。

 

先進的な技術と、未来を見据えた取り組み

ラインアップはエレアコ、アコースティック、エレクトリックという、大きく分けて3つのプロダクトラインそれぞれに独創的なサウンドを提供しています。

 

また、ギターの設計と製造への先進的なアプローチだけでなく、その木材調達と環境の持続可能性の取り組みについて、独自のビジョンを持ち取り組んでいるのがテイラーブランドの特長といえます。

 

テイラー・スウィフト、ジェイソン・ムラーズ、ザック・ブラウンをはじめ数多くのアーティストに支持され、名実ともに世界最高峰のアコースティックギターブランド、それがTaylor Guitarsです。


TAYLOR徹底解剖

精巧に作り上げられたギター構造~

誰もが弾きやすいと感じるネックを実現できた理由は独自のテイラーネックと呼ばれる構造によるものです。

この構造はアコースティックギターとしては革命的ともいえるボルトオンによるデタッチャブルデザインになっています。

ジョイント部にはシムと呼ばれるサペリ材のスペーサーが入っており、厚さの違うシムと交換することでネックアングルをミクロ単位で正確に調整することができます。

この構造によりテイラーギターは一般的なアコースティックギターのようにサドルを削ることなく短時間で容易に弦高を調整することが可能となっています。

2001年以降すべてのテイラーギターにはこの構造が採用されています。テイラー社ではこのネックジョイント部をはじめとした人間の手作業では不可能な精密な加工が求められる工程にコンピューター制御の近代的な加工機械を積極的に取り入れています。

もちろん最終的には熟練したクラフツマンによる手作業は欠かせませんが、機械を使うことで木を使用したアナログ楽器にはつきものの個体の差を極力排除しています。

またテイラー社ではその加工機械や工具も専門の開発チームが存在し、自社で開発をしています。


バリエーション豊富なシリーズ~

テイラーギターの特色のある5つのボディスタイルは、コンパクトなグランドコンサートから、大型で美しいプロポーションのグランドオーケストラまで、幅広い。

 

テイラーギターのラインアップは100シリーズから900シリーズ、GS MiniシリーズやAcademyシリーズ、さらにはカスタムモデルまで150種類以上のギターモデルがあり、ギタリストそれぞれが求めるギターサウンドをご用意しています。

 

洋服を試着をするように、楽器店でそれぞれのギターサウンドを体感して、ぜひお客さまだけのテイラーギターを探し出してください。


独自の高品質ピックアップシステム~

Expression System 2(ES2)(エクスプレッション・システム・ツー)従来の一般的なピックアップ・システムに満足していなかったテイラーギターは2003年に独自のピックアップ・システムとしてExpression System 1(ES1)を開発いたしました。

これは熟考されて配置したマグネットによる磁気センサーでギターの自然な振動をとらえるものでした。2014年にテイラーギターはより理想的なピックアップ・システムとしてExpression System 2(ES2)を開発しました。このES2はピエゾ素子を使ったピックアップ・システムで、一般的なサドルの下にピエゾ素子を配置したものと異なりサドル後方に配置されているのが特徴です。従来サドルはトップと弦振動によって上下に動くと考えられていたのですが、実際にはサドルは振り子のような前後の動きをしていることが分かったのです。この新しい配置によりギターのエネルギーがサドルを通して伝えられた際、ギターのダイナミックな特徴をより自然に効果的に出力できるようになりました。ES2はピエゾ素子を使ったピックアップ・システムですが従来のアンダーサドルのピエゾピックアップのいわゆる“ピエゾ臭さ”を感じさせない、ギター本来の鳴りを自然に大きくしたようなサウンドが特徴です。このES2は2014年当初はリニューアルされた800シリーズから搭載されましたが、現在はナイロン弦モデルを除くすべてのテイラーギターに搭載されています。


そして、注目のV-Classブレーシング

What is V-Class Bracing?

最新のV-Classブレーシングとは?

プレーヤーはアコースティックギターに何を求めるでしょう?

 

プレイアビリティ(弾きやすさ)、イントネーション(チューニングの安定性)、好みのトーン、ボリュームの大きさ、サステイン(音の伸び)etc・・・

 

V-Classブレーシングは画期的なTaylorの新しいソニックエンジンです。

マスター・ビルダーのアンディ・パワーズが考案したV-Classブレーシングの構造は従来のX-ブレーシング構造のギターと比べてボリュームとサステインのコントロールを劇的に改善いたしました。

 

V-Classブレーシングの発明はアコースティックギターデザインの歴史の大きな転換点となるでしょう。

 

How V-Class Works

まったく新しいコンセプト

伝統的なX-ブレーシング構造は100年以上にわたって様々なアコースティックギターメーカーが採用してきました。

 

アコースティックギターサウンドの2つの重要な要素、ボリュームとサステインの間には両立しえない関係性がありました。

 

ボリュームはトップ板の柔軟性から来ており、サステインは剛性から来ています。つまりボリュームを大きくしようと思えばサステインが犠牲になり、サステインを長くしようとするとボリュームが下がってしまうといった問題がありました。

 

X-ブレーシングはこの相反する特性を効果的に両立させていましたが、この2つのバランスの妥協点から生まれたものでした。

 

新しいV-Classブレーシングはこの問題を解決しています。

 

V-ClassブレーシングはギタートップにX-ブレーシングと異なる振動をさせ、堅さと同時に柔軟性にも対応することが可能となりました。それにより「ボリューム」と「サステイン」のどちらも増すことに成功しました。

 

また、この革新的なブレーシングデザインはギターのイントネーションの精度も改善されることが分かりました。V-Classというコンセプトのギターがアコースティックギターサウンドの新しい感覚、新しいサウンドの未来を切り開きます。

https://www.taylorguitars.jp/



TAYLOR製品型名詳細

テイラーのアコースティックギターは、大きくわけて3つの異なるモデルで分類されています。

XXXce

オンボード・ピックアップ搭載のカッタウェイ・ボディ(例:516ce)

XXXe

オンボード・ピックアップ搭載のノンカッタウェイ・ボディ(例:516e)

XXX

オンボード・ピックアップ未搭載のノンカッタウェイ・ボディ(例:516)

ほとんどのモデルはPresentation (PS)やKoa (K)シリーズと合わせて100~900シリーズというシリーズに分類されています。

実際のテイラーギターの番号システムについてご紹介しましょう。

516ce

3桁目の数字(または文字)はシリーズを指しています。

ほとんどのギターモデルに関してはシリーズ毎に、バックとサイドに同じ木材を使用しており、装飾デザインも同様となっています。

(300シリーズと400シリーズはそれぞれ2種類の材から選べるようになっています)

100 レイヤード ウォルナット

(例:114ce)

200 レイヤード ハワイアンコア

(例:214ce)

300 サペリ or ブラックウッド

(例:314ce)

400 オバンコール or インディアンローズウッド

(例:414ce)

500 マホガニー

(例:514ce)

600 メイプル

(例:614ce)

700 インディアンローズウッド

(例:714ce)

800 インディアンローズウッド

(例:814ce)

900 インディアンローズウッド

(例:914ce)

516ce

2桁目の数字には、2つの意味があります。1つ目はギターが6弦または12弦なのか2つ目はトップがスプルースかシダーのような軟材(ソフトウッド)のトーンウッド、またはマホガニーかコアのような硬材(ハードウッド)なのかを表しています。

2桁目の数字が(1)か(2)の場合は6弦でソフトウッドトップ(1)かハードウッドトップ(2)であることを表しています。

例:516ce=6弦のスプルーストップ / 526ce=6弦のマホガニートップ

2桁目の数字が(5)か(6)の場合は、12弦でソフトウッドトップ(5)かハードウッドトップ(6)であることを表しています。

例:556ce=12弦のスプルーストップ / 566ce=12弦のマホガニートップ

516ce

1桁目はボディシェイプを示します。

0 DN(ドレッドノート)

(例:510ce)

2 GC(グランド・コンサート)

(例:512ce)

4 GA(グランド・オーデトリアム)

(例:514ce)

6 GS(グランド・シンフォニープ)

(例:516ce)

8 GO(グランド・オーケストラ)

(例:518ce)

※テイラーのナイロン弦モデルは100~800シリーズ、Academyシリーズにスチール弦モデルとともに展開されており、モデル名の最後に「N」という文字が付いています。

例:514ce-N

100 Series

テイラーギターのエントリーシリーズ

トップはソリッド・シトカ・スプルース、バックとサイドにレイヤードのウォルナットを使用。100シリーズはドレッドノート(DN)とグランド・オーディトリアム(GA)の2つのシェイプから、ノンカッタウェイ・エレクトリック/カッタウェイ・エレクトリックの2つのヴァリエーションがあります。


300 Series

ラウドで迫力に満ちたサウンドのサペリ材をボディ・サイド&バックに配した定番シリーズ

サテン仕上げのサイド&バックとグロス仕上げのスプルーストップが組み合わさったパフォーマーのためのモデルです。定番の300シリーズ。サペリ材特有の明るくクリアで歯切れの良いサウンドが特徴。特に314ceが人気です。2018年生産モデルよりGCボディ、12フレットジョイントのコンパクトな12弦モデル352ceが新たにラインナップに加わりました。


V-Class Guitars

マスタービルダー・アンディ・パワーズによるまったく新しい構造のテイラーギター


GS Mini Series

グランド・シンフォニーシェイプをダウンサイジングしたパーラーギター

2010年・夏の発売以来、全世界で150,000本が出荷されている大人気のミニギター”GS Mini”。グランド・シンフォニー(GS)をスケールダウンしたこのモデルは、トラベルギターの枠にとどまらず、フルサイズ・ギターにも匹敵する素晴しいテイラーサウンドと商品クオリティが魅力です。2017年よりRosewoodモデルの後継モデルとして「ウォルナット/Walnut」モデルが新発売。また初の小型アコースティックベース”GS Mini Bass”も発売。別売としてGS Mini 専用に開発された後付ピックアップ・システム/ES-Go pickup ¥13,000+税も発売しております。

 

※2017年秋生産分よりエレクトリックシステムが従来のESシステムからES-Bシステムに変更になりました。

 


Baby Series

その小さなボディからは想像もつかない迫力あるサウンドと優れたピッチを実現した人気モデル

アウトドアーで活躍するばかりではなく、キッズレッスンにも最適な3/4サイズのベビーテイラーとこれより少し大きくフルサイズ・ギターより一回り小さい15/16サイズのビッグ・ベイビーをラインナップ。2015年生産モデルよりピックアップ搭載モデルがモデルチェンジ。最新のエクスプレッション・システムES-Bにより、最新のテイラーサウンドを表現します。

 

※2017年新製品として”オールコアモデル”Baby Taylor-e Koaがラインナップされました。