Maton Guitars(メイトンギターズ)

オーストラリアメーカー”Maton”。

秦 基博や井草 聖二ら国内アーティストも愛用している今注目のブランド。

オリジナル開発のピックアップはライブパフォーマンス高い高性能マイク。

トミー・エマニュエルを代表する奏法でもあるボディヒットなども得意とする仕様です。

オーストラリア発のギターメーカー、Maton Guitars(メイトンギターズ)。独自の材料セレクトで、Queensland Mapleや、Blackwoodなどの、オーストラリア産の木材を多用し、個性的な楽器を製作しています。世界的なギタリストであるTommy Emmanuel、Joe Robinsonをはじめ、多くのアーティストが愛用しています。また、オリジナルのプリアンプを開発し、ステージ・パフォーマンスで威力を発揮します。

○Maton Guitarsの歴史

会社名の『Maton』は、創設者のビル・メイ“Bill May”の名字である “May” と、音という意味の “Tone”の2つの単語を組み合わせて作られました。ビル・メイはオーストラリア・メルボルン出身のジャズ・ミュージシャン(氏はベース・プレイヤーであった)であり、木工学校の先生、そしてルシアーでした。

 

1930年代中頃、オーストラリアにはギター・メーカーは無く、”品質の良いギター”と言えばアメリカ製であり、オーストラリア国内で入手することは非常に困難でした。このような状況を打開すべく、ついにオーストラリアで高品質のギターを作る決心をしました。

 

1940年代に入り、兄のレグ・メイ(Reg May)と共に、メイトンの前身となる“Maton Stringed Instruments and Repairs”を設立。

1946年に現在のMaton Musical Instruments Companyに社名を変更。

 

1949年にメルボルンのカンタベリーに、オーストラリアで最初の大規模なギター工場を設立。この工場で生まれたモデルは実に300種類以上に。

 

1989年、40年以上慣れ親しんだカンタベリー工場を離れ、べイズ・ウオーターに大幅に規模を拡大した新工場を建設。

 

2003年、更に大きくなってきたマーケットの需要をに応えるため、また海外市場の開拓のために、ベイズ・ウオーターからボックスヒルにある現在の工場へ移転。その規模は、ベイズ・ウオーターの工場と比較すると約4倍の大きさに拡大。

 

メイトンを起業し、誰もが知るギター・メーカーとして成長させ、ギターの製造にオーストラリア産の材を導入した先駆者として、ビル・メイは沢山のオーストラリア人ルシアーから”ギター業界創設の父”として崇められています。ビルの死後、彼がオーストラリアの音楽シーンに与えた功績はAustralian Music Association Awardsで高く評価され、2001年に栄誉殿堂入りを果たしています。